東京都高校受験を突破するために。成績が上がらない中学生の親が知っておきたいこと

Last Updated on 2026年5月20日 by つながる塾人

東京都の高校受験、今の成績のまま迎えていいの?

「定期テストの点数が上がらない」「このまま受験を迎えてしまっていいのか」と不安に感じている親御さんは多いです。東京都の高校受験は、内申点と当日の学力検査の両方が合否に影響するため、中学1年生や2年生の成績も無関係ではありません。

早い段階で子どもの苦手分野を把握し、適切なサポートをすることが、志望校合格への最短ルートです。この記事では、東京都の高校受験の仕組みから、成績が伸び悩む子どもに向けたおすすめの塾まで、具体的に紹介します。

内申点が合否を左右する

東京都立高校の一般入試では、調査書(内申点)が合否判定に大きく影響します。多くの都立高校では、学力検査の点数と内申点の比率が「7:3」または「6:4」となっており、当日の点数だけで逆転するのが難しいケースもあります。

内申点は中学3年生の成績が中心ですが、推薦入試では中学1・2年生の成績も参照されます。「3年生になってから本気を出せばいい」という考えは、実はリスクが高いのです。

特に英語・数学・国語の主要3教科は配点が高く、定期テストで点数が取れないと内申も下がります。テストの点数と内申点は連動しているという意識を、早めに持っておくことが大切です。

都立と私立で受験の仕組みが違う

東京都の高校受験には、大きく分けて「都立高校」と「私立高校」の2種類があります。それぞれで試験の仕組みが異なるため、子どもの志望に合わせて対策を変える必要があります。

項目都立高校(一般入試)私立高校
試験時期2月下旬1月下旬〜2月上旬
内申点の影響大きい(30〜40%)学校によって異なる
試験科目国・数・英・理・社の5教科3〜5教科(学校による)
受験料2,200円2万〜3万円程度

上の表からもわかるように、都立と私立では試験の時期や費用、科目構成が大きく違います。多くの家庭では私立高校を「滑り止め」として受験し、本命を都立にするパターンが一般的です。

学校説明会に早めに参加しよう

志望校選びで失敗しないためには、中学2年生の秋ごろから学校説明会に参加することをすすめます。東京都内の多くの高校では、9月〜11月に説明会やオープンスクールを開催しています。

実際に学校の雰囲気を見ることで、「ここに入りたい」というモチベーションにもつながります。目標が具体的になると、子どもが自主的に勉強するきっかけになることも多いです。


定期テストの点数が上がらない原因はどこにある?

「毎日勉強しているのに点が取れない」という悩みは、実はよくある話です。問題は勉強量ではなく、勉強の方法や理解の定着に課題があるケースがほとんどです。子どもの成績が伸びない原因を正確に把握することが、改善の第一歩になります。

基礎が抜けていることに気づいていない

中学の勉強は積み上げ式です。たとえば数学では、中学1年生で習う「方程式」が理解できていないと、中学2年生の「連立方程式」でつまずくという連鎖が起こります。英語でも、単語や文法の基礎が不完全なまま進むと、長文読解や英作文で大きな差が開いてしまいます。

親御さんが気をつけたいのは、「テスト前だけ勉強する」習慣です。一夜漬けで点数が取れても、基礎の理解が伴っていないと次の単元でまたつまずきます。特につまずきやすい単元としては以下が挙げられます。

  • 数学:一次関数・連立方程式・二次方程式・図形の証明
  • 英語:不規則動詞の変化・関係代名詞・受動態
  • 理科:化学変化とイオン・電流と磁界
  • 国語:古文・漢文・論説文の読み取り

上記のような単元は、多くの中学生がつまずくポイントです。現在の成績の悪さが「基礎の抜け」から来ているのか、「応用への対応力不足」なのかを見極めることが大切です。塾ではこうした診断を最初に行ってくれる場合が多いので、まずは相談してみることをすすめます。

勉強の仕方自体を知らない

「勉強しなさい」と言っても、子どもが何をどうすればいいかわかっていないケースは珍しくありません。教科書を読むだけ、ノートをまとめるだけ、問題集を一周するだけでは、なかなか点数に結びつきません。

効果的な勉強法の基本は「インプット→アウトプット→復習」の繰り返しです。問題を解いて、間違えた箇所を確認し、翌日にもう一度解き直す。このサイクルを回すことで、知識が定着していきます。

塾に通うことで、こうした勉強習慣そのものを身につけられるのが大きなメリットの一つです。特に個別指導塾では、子ども一人ひとりの学習スタイルに合わせた勉強法を教えてもらえます。

モチベーションが低い・目標が曖昧

「なんとなく勉強している」状態では、成績はなかなか伸びません。「どの高校に行きたいのか」「高校で何をしたいのか」という目標が明確になると、子どもの取り組み方が変わります。

たとえば、都立の進学重点校である日比谷高校西高校、または私立の早稲田実業高等部明治大学付属明治高校など、具体的な志望校を持つことで、逆算した受験計画が立てやすくなります。


高校受験で失敗しない塾選びのポイント

成績が伸び悩んでいる子どもに塾を選ぶとき、「とにかく有名な塾に入れればいい」という考えは失敗のもとです。子どもの学力レベルや性格、苦手科目に合った塾を選ぶことが、最終的な合格につながります。

個別指導と集団指導、どちらが向いている?

塾の形式は大きく「個別指導」と「集団指導」に分かれます。成績が特に低い段階では、個別指導が効果的なことが多いです。自分のペースで苦手を克服できるからです。

一方、ある程度基礎が固まっていて、受験本番に向けて応用力を伸ばしたい場合は、集団指導の緊張感や競争意識が良い刺激になることもあります。

形式こんな子におすすめ注意点
個別指導基礎が抜けている・人前で質問しにくい費用が高め・講師の質にばらつきあり
集団指導ある程度基礎がある・競争で伸びるタイプ授業についていけない場合がある
オンライン塾通塾が難しい・自分で学習管理できる自律心が必要・モチベーション維持が課題

子どもの性格や現在の学力レベルをもとに、塾の形式を選んでみてください。迷う場合は体験授業を利用して、子ども本人が「通いたい」と感じるかどうかを確認するのがいちばんの判断基準です。

無料体験授業を必ず活用する

ほとんどの塾では無料の体験授業を実施しています。入塾前に必ず体験授業を受け、子どもの感想を聞くようにしてください。親が「良さそう」と思っても、子ども本人が「合わない」と感じていては、長続きしません。

体験授業では、講師の説明の分かりやすさ、教室の雰囲気、スタッフの対応なども確認しましょう。入塾後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前の確認が大切です。

料金と授業時間のバランスを確認する

塾の月謝は形式や科目数によって大きく異なります。個別指導の場合、週2回・2教科で月3〜5万円程度が相場です。夏期講習や冬期講習などの季節講習は別途費用がかかることも多いため、年間の総費用をあらかじめ確認しておきましょう。

費用を抑えたい場合は、オンライン塾や映像授業タイプの塾も選択肢に入ります。ただし、自分で学習を進める必要があるため、管理が必要な子どもには向かない場合もあります。


東京都の中学生におすすめの塾5選

ここでは、東京都内で高校受験対策に実績のある塾を5つ紹介します。それぞれ特徴が異なるため、子どもの学力や目標に合わせて選んでみてください。

個別指導塾TESTEA(テスティー)

テスティーは東京都内に複数の校舎を持つ個別指導専門塾で、都立高校受験に特化したカリキュラムが強みです。生徒一人ひとりの現状を細かく分析し、苦手単元から段階的に指導してくれるため、基礎が抜けている子どもに向いています。

特に「内申点を上げたい」「定期テストの点数を改善したい」という子どもへの対応が丁富で、学校のテスト対策にも力を入れています。首都圏の公立中学のテスト情報を多数保有しており、学校ごとの傾向に合わせた対策が可能です。

早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは都内最大規模の進学塾の一つで、難関都立・私立高校への合格実績が豊富です。日比谷高校・西高校・国立高校などの進学重点校や、早稲田実業・慶應義塾などの難関私立への対応コースが充実しています。

授業は集団指導形式が中心ですが、個別フォローの仕組みも整っており、成績中位〜上位の子どもが志望校のレベルを上げるために通うケースが多いです。競争意識が高い環境に身を置くことで、モチベーションが上がるタイプの子どもにおすすめです。

市進学院

市進学院は東京・千葉・神奈川に展開する塾で、都立高校受験への対応力が高いことで知られています。授業は少人数制の集団指導が基本で、理解度を確認しながら進めるスタイルが特徴です。

費用が比較的リーズナブルであることも親御さんにとって魅力の一つです。また、「受験準備コース」として中学1・2年生向けのカリキュラムも用意されており、早期から基礎を固めたい子どもにも対応しています。

個別指導のトライ

「トライ」はマンツーマン指導に特化した個別指導塾で、全国に展開する大手の安心感があります。専任の「教育プランナー」が子どもの学力や目標をヒアリングし、最適な指導計画を立ててくれます。

講師は大学生・社会人・プロ講師など幅広く、子どもとの相性を重視したマッチングが行われます。テスト前に集中的に対策したい、特定の教科だけ強化したいといった柔軟なニーズにも応えやすい塾です。

Z会進学教室(集団指導)

Z会は通信教育のイメージが強いですが、東京都内には集団指導形式の「Z会進学教室」もあります。難関都立・私立高校を目指す子どもを対象にしており、思考力・記述力を重視した質の高い授業が特徴です。

特に都立高校の入試で重視される「自校作成問題」(日比谷・西・国立・戸山・八王子東・青山など)への対策に強く、記述式問題や複合問題への対応力を養えます。基礎がある程度固まっており、さらに上を目指したい子どもに向いています。


塾に通い始めたら親がすべきサポート

塾に入れたからといって、それだけで成績が上がるわけではありません。家庭でのサポートと塾での学習が両輪となって、はじめて効果が出てきます。親御さんが意識しておきたいポイントをまとめました。

勉強する環境を整える

家に帰ってからの学習環境は、成績に直結します。テレビやスマートフォンから距離を置いた、集中できる学習スペースを用意することが大切です。机の上が散らかっていたり、部屋に誘惑が多かったりすると、勉強への取りかかりが遅くなります。

特にスマートフォンは「ちょっと見るだけ」が長時間になりやすいため、勉強中は別の部屋に置く、充電しながら使えない場所に置くなど、物理的な対策が効果的です。子ども自身が「勉強に集中しやすい」と感じる環境を、一緒に考えてみてください。

塾の先生と定期的に情報を共有する

塾では定期的に面談の機会が設けられている場合が多いです。その場を活用して、子どもの現状・課題・家庭での様子を共有しましょう。塾の先生だけでは把握しにくい「家での勉強の様子」を伝えることで、より的確な指導につながります。

また、「テストの点数が下がった」「最近やる気が落ちている」と感じたら、面談を待たずに相談するのがおすすめです。早めに対策を打つことで、問題が大きくなる前に立て直せます。

結果だけでなくプロセスを認める

子どもが頑張っているのに成績がすぐに上がらないと、親としても焦りが出てきます。しかし「なんで点数が上がらないの」というプレッシャーは、子どものやる気をそいでしまいます。

「最近、自分から勉強するようになったね」「前より問題を解くのが速くなったね」など、成績以外の成長を声に出して伝えることが、子どものモチベーション維持につながります。結果が出るまでには時間がかかることを理解した上で、長い目でサポートしていきましょう。


受験スケジュールから逆算した準備の進め方

東京都の高校受験は、中学3年生の2月に本番を迎えます。「受験まで時間がある」と思っていたら、あっという間に直前期になってしまったというケースは少なくありません。学年別に、いつ何をすべきかを整理しておきましょう。

中学1・2年生のうちにやっておくこと

この時期は、基礎力の定着と内申点の底上げが最優先です。定期テストで高得点を取るための習慣を作ることが、受験の土台になります。

  • 毎日の予習・復習の習慣をつける
  • 提出物を期限内に出す(内申評価に影響)
  • 英語・数学の基礎単元を繰り返し演習する
  • 学校説明会に参加して志望校のイメージを持つ

この時期に塾に通うことで、学習習慣が自然と身についていきます。「中3になってから始めればいい」ではなく、早めのスタートが余裕につながります。特に英語と数学は、苦手を後回しにすると取り返しがつかなくなる教科です。今の段階で抜けがある場合は、早めに対処することをすすめます。

中学3年生・春〜夏の過ごし方

中学3年生になったら、受験モードに切り替えるタイミングです。特に夏休みは受験の天王山と呼ばれており、この時期の学習量が秋以降の成績を大きく左右します。

多くの塾では夏期講習が開催されます。5教科の総復習と応用演習を集中的に行うことで、苦手克服と得点力アップを同時に狙えます。また、8月の終わりごろには志望校の過去問を初めて解いてみるのもおすすめです。「今の自分のレベルと志望校の間にどれだけ差があるか」を把握することが、秋以降の計画づくりに役立ちます。

秋以降〜直前期の仕上げ

10月以降は、実践力を高める時期です。模擬試験を定期的に受けて、本番の形式に慣れておきましょう。東京都の公立中学生が多く受験する模試としては、「V模擬(進学研究会)」や「W模擬(新教育研究協会)」があります。

志望校の過去問演習も本格化させ、時間内に解く練習を繰り返します。直前の1〜2月は、新しいことを詰め込むよりも、これまで学習した内容の確認と弱点補強に集中するのが効果的です。


まとめ:東京都の高校受験は準備の早さが鍵

東京都の高校受験は、内申点と学力検査の両方で勝負が決まります。定期テストの点数が上がらないまま3年生を迎えると、内申点の挽回が難しくなる場合もあります。

今の成績に不安を感じているなら、動き出すのは早いほど選択肢が広がります。子どもに合った塾を選び、家庭でのサポートと組み合わせることで、着実に成績は伸びていきます。

この記事で紹介した塾はいずれも無料体験授業を受け付けています。まずは気軽に体験してみて、子ども本人がどう感じるかを確認してみてください。親御さんが積極的に動くことで、子どもの受験への姿勢も変わってきます。